箱館戦争12 函館奉行所
箱館奉行所は、幕末のの函館開港により設置された江戸幕府の役所です。1854(安政元)に箱館が開港され函館山麓(現在の元町公園)に奉行所が置かれましたが防衛上の問題で亀田の地に五稜郭を設けました。
五稜郭は、1857(安政4)に始まり、7年後の1864(元治元)に完成しました。
地図10 函館市五稜郭町43-9
中央:榎本武揚(えのもと たけあき)箱館戦争での幕府側首脳
右:ジュール・フリュネ江戸幕府の榎本武揚を支援して箱館の防衛を指示したフランス人軍人、幕府側が降伏したさいは、フランス船に逃れていた。
左:中川嘉兵衛静岡県出身の実業家、箱館の天然水を「函館水」として売り出す。彼の創った横浜氷会社は、ニチレイとなっている。
中央:杉浦 誠 幕末の幕臣 1866年箱館奉行勤務 ロシア、イギリスなどの外交問題に対応、1869(明治2)に新政府の一員として再び箱館勤務
右:武田斐三郎(あやさぶろう)伊予大洲藩士 弁天岬台場、五稜郭の建設などをおこなう。
左:清水谷公考(きんなる) 江戸時代後期の公家 函館府知事として函館戦争の戦後処理を行った。
12回続いた「箱館戦争」も今回で終です。訪問してくださった皆さん、ありがとうございました。
次回は、函館訪問で訪ねた「高田屋嘉兵衛」の史跡を淡路島の史跡を交えてアップしていきます。