京都 高瀬川沿い史跡4 頼山陽書斎
木戸邸を約300mほど北に行ったところに頼山陽が書斎として使った建物があります。
頼山陽山水処(地図19)
頼山陽は、大阪出身の江戸時代後期の学者で、「日本外史」「日本政記」「通譲」の三大著作をここで、完成させました。日本外史は、幕末の尊皇攘夷運動に影響を与え、日本史上のベストセラーとなった。(1832年死去 51歳)
詩吟・剣舞でも馴染み深い「鞭声粛粛夜河を過る~」で始まる川中島の戦いを描いた漢詩『題不識庵撃機山図』の作者としても有名です。
山紫水明處(さんしすいめいしょ)
晩年住んでいたところで鴨川を隔てて、東山三十六峰を一望にできます。
川中島の戦いで上杉謙信が武田信玄を攻めた時の状況を歌った詩です。
鞭声粛粛夜過河
暁見千兵擁大牙
遺恨十年磨一剣
流星光底逸長蛇
手前の家が山紫水明處がある家です。
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