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2017.03.13

インドの法道仙人が開いたお寺(3)    清水寺(兵庫県)

清水寺(しみずでら)は、三草山の東にある御獄山(みたけさん 標高552M 兵庫県加東市平木)の山頂にあります。
播州清水寺の開基は、インドからやって来た法道仙人で、天竺(インド)から紫雲に乗ってこの地へやって来たという伝説が残されています。しかも、清水寺を建てたのは、今から
1800年も前、第十二代景行天皇が治められていた時代のことで、歴史に残る仏教伝来(538年、または552年)よりも遥か前とされています。古い時代からの言い伝えですから正しいかどうかは不明です。
※景行天皇(けいこう)は、古事記、日本書紀に書かれていますが、存在がよくわからない天皇です。仮説では、4世紀前半にあたるようで、日本書記によると143歳まで生きられたことになります。

その後、627年に推古天皇の勅願により「根本中堂」が建立され、法道仙人が一刀三礼(刀を一度入れるたびに三度の祈りを捧げること)で彫ったご本尊「十一面観音(秘仏)」が安置されるようになりました。

清水寺の名前は、水に乏しかったこの地で、法道仙人が水神に祈ったところ、霊泉「滾浄水(こんじょうすい)」が湧き出したという伝説から取られています。


このお寺は、源平との縁は深く、大塔は清盛の生母と言われる祇園女御、薬師堂は清盛の養母:池禅尼、阿弥陀堂(現在は建物はありません)は源頼朝が建立したと伝えられています。
寺宝の中に
「弁慶の碁盤」と伝わるものがあります。源氏の軍勢が当寺に立ち寄った時、弁慶が僧と碁をさし、負けたことに腹をたてた弁慶が碁石を碁盤にたたきつけ、碁石がめりこんだと伝わっています。また、西坂中腹には、弁慶が担ぎあげたが力尽きて置いたという「弁慶の力石」があります。


仁王門




(クリック拡大)
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大講堂
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Photo



根本中堂(627年に推古天皇が建立)
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大塔跡






薬師堂






鐘楼
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兵庫県加東市社町平木1194

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コメント

しずかさん
訪問とコメントありがとうございます。

播州辺りの有名なお寺は、法道上人が建立のようです。

こんな有名人を知りませんでした。

この上人について調べるほど謎だらけです。

桜の季節のきれいんだろうなと思います。

懐かしいです!
ここは前に車で案内していただいたところですね。
仁王門が、京都の清水寺とそっくりだった印象が残っています。
自分の足では行けないところに連れて行っていただき
感謝しております<(_ _)>

めりいさん
訪問とコメントありがとうございました。

もうだいぶ前になりますね。
源平に関係のあるお寺でした。

弁慶の力石は、見たことはないのですが、
山の中にあるんでしょう。

この清水寺は、しずかさん達と3人で行ったお寺ですね。
>大塔は祇園女御、薬師堂は清盛の養母:池禅尼、阿弥陀堂は源頼朝が建立
あら、そうだったんですか。
知らなかったな~、いや忘れたのかな?
それに弁慶の碁盤や力石もあったのですね。

もう一度行きたくても、行けない場所です(T_T)

シネマさん
訪問とコメントありがとうございます。

弁慶の力石は、写していません。少しはなれたところにあったんでしょう。

大きな石があると弁慶の力石と名付けた石ほかにもありますよ。

弁慶の力石みてみたいです!

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