インド旅行 7日目最終日 帰路
【インド旅行いろいろ】
●ニューデリーを中心とした北インドの旅のベストシーズンは、11月~3月です。ほとんど雨はふりません。温度は、20度~10度くらいで秋の終わり頃の温度です。4月~6月は温度が一番高く40度~25度くらい。7月~8月は、雨季で雨がよく降る。インドは、面積が広いので、北と南、西と東で気候は全く違います。
●短期間で多くのインドの観光スポットを周るのなら北インドです。ニューデリー、ジャイプル、アグラの黄金三角地帯、それにペナレス(ガンジス河)をプラスしたのが今回の旅です。
インド地図
●費用は、旅の仕方で大きく違います。
体力と度胸と時間のある人なら、格安航空券(25000円くらい)と安宿、安食堂、移動は鉄道2等、バスなどを使えば、一日1500円くらいで旅ができます。全ての交渉は自分でやる必要があります。
ツアーなら旅行会社が全て用意してくれまので、ツアーに申し込めば、現地では、食事時の飲み物代くらいで、飲み物は、200ルピー(300円)前後ですから2000ルピー(3000円)くらいあれば十分です。
ツアー代金は、今回の6泊7日の旅なら約15万円~30万円くらいです。高くなるとホテルのグレードが上がり、少人数でも催行され、ガイドつきです。
飛行機が乗り継ぎの場合は、10時間くらいかかります。けっこう退屈なので、新聞、雑誌、映画などで時間をつぶしたいとき、日本の航空会社なら日本語で映画など見れますが、インデ航空ならヒンヅー語の映画になりますので、全く意味がわかりません。機内食も日本の航空会社の方がいつも食べなれている味です。
時差は、日本より3時間30分遅れ。日本の正午は、インドでは、8時30分です。
デリーで中華の夕食をとって、空港に行き、23:15発、香港経由、翌日の13:40(日本時間)に関西空港に無事着陸しました。
エアインディアの機内食(インド~香港間)
コッペパンみたいなパンが入っており、これだけ食べたら満腹です。
エアインディアの機内食(香港~関空間)
日本人向きにそばが入っています。
土産は、即席カレーかと思って買いましたがカレー味のパウダーです。これで汁、煮物などの味付けをします。本当は、買う気は無かったのですが、インド貨幣は円、ドルなどに、両替してくれないので、持っていても仕方ないからこれを買いました。一つ400円くらいでした。
【旅の感想】
インド旅行では、日本にいると経験できないことが沢山ありました。多くのインド人は、一日200円以内の貧しい生活をしています。そして、街は、人があふれ、牛、犬、像、ラクダなどが普通に歩いており、道路にはその糞が転がって、人の出すゴミと混じり合ってあふれています。車は、ルールがあるのかと思うほど我先にとクラクションを鳴らして猛烈なスピードで走っており、観光地に行けば、物売りと物乞いがつきまとい離れません。貧富の差は大きく、カースト制度は、廃止されたとは言え、まだまだ生活のなかでは、残っています。カースト制度で特に驚いたのは、不可触賎民(アンタッチャブル)の存在です。カースト制度のまだ下に位置して、触れただけ、目にしただけでも汚れるものとして差別されています。人のいやがる仕事をしたり、物乞いだったりして、その身分から抜け出すことはできないとのことです。1億人くらいいるらしいです。
こんなインドも、原爆を持って、自動車販売台数では世界第5位、インターネットはどの街でも接続できるくらい発達しています。近年、日本に追いついてくるのは、間違いありません。人口の10%が金持ちになったら、日本の人口と同じ1.2億の富裕層ができます。親日的であるこの国とは、いい関係で付き合ってゆく必要はあるでしょう。
これでインド旅行記は終わりです。
お付き合いしていただきありがとうございました。