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2012.10.19

室津探訪 (4) 遊女 

浄運寺(じょううんじ)の西門の外に「遊女 友君の塚」があります。

伝承では、鎌倉時代初期に木曽義仲の第三夫人・山吹御前(友君)が室津にとどまり、遊女として暮らしていました。 1207年四国讃岐に流される途中の法然上人は室津の浄運寺に立ち寄った際、友君 は上人に教えを受け出家して念仏往生したと伝えられている。本堂には、法然、友君そしてお夏の像が安置されています。

室津は遊女発祥の地とも呼ばれ、友君がその元祖だと言われています。

室津絵図
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浄運寺
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友君の塚
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浄運寺由緒(クリック拡大)
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浄運寺門
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浄運寺から見た海
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貝掘りの井戸
法然上人は、この地域に飲み水がないのを知り、貝で井戸を掘りました。その井戸が残っていますが、現在は使われていません。浄運寺から海側に下りたところにあります。
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貝掘りの井戸由緒
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清十郎生家跡
民家の玄関先に「清十郎生家跡」の石碑が立っていました。井原西鶴「好色五人女」に出てくる清十郎の生家跡です。これは実話で、お夏の恋人清十郎は室津造り酒屋の息子であった。清十郎は姫路本町の米問屋但馬屋に奉公に出され、そこの娘お夏と熱烈な恋におちました。しかし、結末は悲劇的で、清十郎は盗みの濡れ衣で処刑され、お夏は発狂した。姫路の慶雲寺に二人の墓があります。
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街内案内標識
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浄運寺 貝掘りの井戸 (地図

 

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コメント

merryさん
訪問とコメントありがとうございます。

大津駅の山吹御前のお墓、行きました。

室津で山吹御前の史跡にあえるとは思ってもいませんでした。

義仲死後、御前は、室津に来て、遊女として過ごしたようです。
遊女の一番初めは、山吹御前と言われています。
室津には、多くの遊女がいたようで、小説にも登場します。

山吹御前といえば、滋賀県大津駅の前にお墓がありますね。
確か、ラメールさんも行かれましたね。

この室津にも、山吹御前の伝説があるのですね。

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