室津探訪 (1) 歴史と風情のある港町
昔の風情を残した港町室津を訪ねました。(兵庫県たつの市室津)
●神武天皇の時代に、この地に港を造ったと言われています。
※神武天皇は、初代天皇で日本書紀、古事記に出てきます。天皇即位は、紀元前660(神武天皇元年)年
●播磨風土記に「この泊り、風を防ぐこ室のごとし、ゆえに名となす」と室津の名の由来を記述しています。713(和銅6)年奈良時代
●万葉集に唐荷島や鳴島が記載されています。726(神亀3)年
●摂津五泊に河尻(大阪)、大輪田(神戸市)、魚住(明石市)、韓泊(姫路市)、室津(たつの市)として制定される。729(天平年間)年
室津絵図
国道250号線からこのスロープを降りて街に入ります。街の中には車を置く場所がありませんので、スロープで下りた所が駐車場になっています。
メインストリートです。戦後見たような風景で、車は一方通行で通れます。昼頃の写真ですが、漁師町なので休んでおられるのか人影がありません。
海と山に挟まれた狭い地域に街ができたので、家は階段状に建っています。
1180(治承4)年 平清盛と高倉上皇が厳島神社に参拝した時、室津に立ち寄りました。(下の説明書きに年代が1190年となっていますが間違いで訂正されていると思います)
室町時代から行われていた朝鮮通信使は、朝鮮国王の親書を日本の将軍に持参した使節団です。一行は500人前後の一行で室津港に寄港していました。
江戸時代には、参勤交代で西国大名の乗船地点として大いに賑わいました。
本陣肥後屋模型
食事も豪華でした。その一部です。
本膳
お菓子
(参考資料は、民俗館、海駅館のパンフレットなど)
兵庫県たつの市御津町室津 (地図 )
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高倉上皇が、清盛と一緒に宮島に参拝された時、この室津にも訪れたのですね。
この記事、大河ドラマブログの方にも、よろしくお願いします(笑)
投稿: merry | 2012.11.06 22:22