誰が立つの？？？

先日、ちょっと早めに電車に乗りました。まだ通勤時間帯なのでほぼ満員状態、しかたなくつり革にぶらさがっていたら前の人が次の駅で降りるために立ち上がりました。ラッキーと思ってすぐに座りました。これで、目的地まで３０分楽チンです。

次の駅で、誰が見てもおばあさんと思う人が乗ってきました。これは席譲ってあげないといけないだろうと思って回りを見たが皆、下を向いたままで立とうとしません。
このおばあさん立たせていたらまずいでしょう。しかたなく私が立ちました。
私　「どうぞ」
おばあさん　「ありがとうございます」
やっぱりおばあさん、断らないところ見たら座りたかったのですよ。しかし、何故、立つのは私なの？？？周りは若い人ばかり、私は今では席を譲ってもらう側の人なんですよ。

通勤時に女性専用車ができました。それなら老人専用車も作れよ。そしたら、私より年配の人が乗ってきたらすぐに席譲り、何も文句言いません。
年老いた親を老人になった子供が介護する老老介護の時代です。若い者には頼れないので老人同士で助けあわないといけない時代のようです。

そして思った事、このおばあさんを立たせているようでは、世界第２位の経済大国日本もただの守銭奴ですよ。金は儲けたが精神的文化は最低です。しかし、私が立つことで面目を保ったかと思って、座っている若い人見ました。
若者　《私たちだって疲れているのよ。電車の中だけが休息の場なんだから》
と言っているように見えました。そうか、若い人も大変なんだよねと疲れた様子で座っている人を見て納得しました。